完熟堆肥の作り方~家庭菜園向けのほったらかしで作る方法~

畑の一番重要な部分は「土づくり」と言われています。

今は家庭菜園ブームというのもあって、市民農園や家の庭を利用したミニ畑があちらこちらにみられるるようになりました。

家で作った野菜美味しいですもんね。

畑の土づくりで一番手っ取り早い方法は、ホームセンターで園芸用の土をそのまま使ったり、肥料を買ってきて使いながら野菜を育てることですが、

この方法で育て続けると、土に力が無くなっていきだんだん野菜が育たなくなります。

俗にいう死んだ土になってしまうんですね。

また、成長が早いのもあり味の薄い野菜ができてしまうのも残念なところ・・・

そこで活用したいのが「手作り堆肥」です。

この完熟たい肥は自然栽培でもちょくちょく使います。

  • 土の養分をたくさん使ってしまうカボチャやショウガなどの植え付け
  • 最初の土づくりのときの土壌改良
  • 野菜の追肥

などなど。

野菜の成長をサポートするためには欠かせないアイテムなんです。

完熟たい肥なら、土の力を損なわずに野菜をおいしく育てることができますよ。

※ただし今日紹介する方法は、30坪などある畑には向きません。(そういう場合は、大きな堆肥置き場が必要なので)

家庭菜園で使える少量の堆肥を簡単に作るための方法になりますので、家でプランターや1坪くらいの庭で家庭菜園を楽しんでいる人向けです。

この方法なら簡単に仕込めて、管理も楽ですので一度チャレンジしてみてくださいね!

生ごみコンポストは管理が大変

生ごみコンポストは夏に開けるの勇気がいるよー

一番よく利用されているのが生ごみコンポストではないでしょうか?

ホームセンターとかにも売ってますし、段ボールコンポストとかも有名ですもんね。

わが家にも一つ生ごみを処理するためにおいてあります。

けれど土に戻すだけで、畑には入れていません

いっぱいになると、穴を掘ってそこに埋めるようにしています。

理由は残飯なんかも混ぜているので、いい土にはなっていないからです。

  • 水切りなど手間がかかる
  • 猫や獣の被害にあう
  • 冬は発酵が遅くて一つでは足りない
  • 夏の虫がすごい

という難関を次々とクリアしていかないと、綺麗な堆肥にはならないんですよ・・・

けっこう大変なんです。

水切りなど手間がかかる

コンポストに生ごみを入れて堆肥化するためには先に下準備が必要です。

  • 野菜くずなどの水をしっかりと切ること
  • 米ぬかをまぶすこと

(もうこの段階で面倒だと思うのは私だけ?)

また、残り物の残飯や肥料になりにくい魚やお肉の肉片などは入れない方がいいと言われています。

このへんを入れてしまうと微生物が死んでしまい、堆肥ではなく腐敗してしまうからです。

生ごみでも、入れるモノを厳選して手間を加えて入れないといけないわけです。

猫や獣の被害にあう

味を占めた猫やタヌキやキツネ、カラスといった動物が毎晩のように漁りに来ます。

うちも何度かやられました・・・・

この間も、けっこう深くまでコンポストを埋めたはずなのに、次の日には掘った形跡が。

中に入れた生ごみを半分くらい食べられていました。

あいつらの穴掘り能力を侮ってはなりませんよ?

冬は発酵が遅くて一つでは足りない

冬場になると気温が下がり、いくら土をかけても発酵してくれないので、すぐにいっぱいになってしまいます。

この間も旦那に頼んで大きな穴を掘り、獣が掘り起こせないように板や重しをのせて対策をして埋めてもらいました。

夏の虫がすごい

夏になると一気に減りが早くなります。

これは「アメリカミズアブ」という虫の力です。

これがいかんせん気持ちが悪い・・・・

もう虫嫌いな人だったら気絶するんじゃないかっていうくらいうじゃうじゃしてます。

大きな堆肥置き場も管理が大変

堆肥置き場を作るなら、ある程度大きいものを作っておきたいです。

せっかく時間をかけて作るのですから、たくさんできた方がいいですもんね。

けれどいざ堆肥置き場を作ろうとすると、家庭菜園向けにしては場所もとるしメンテナンスが大変

  • 堆肥置き場を作る大きなスーペースが必要
  • 定期的な切り返しが大変

またこれ以外にも、作る素材によっては定期的に新しく作り直さなければなりません。

大きなスペースが必要

まず堆肥置き場を作るには、ある程度大きな場所が必要でです。最低でも1.5m✕1.5mは欲しい所。

これを木枠やコンクリートのブロックで作っていきます。

私が、このスペースがもし庭にあったら野菜育てる場所広げますね。

定期的な切り返しが必要

下の方と上の方の発酵ムラを防止するために、定期的に切り返しが必要になります。

さきほどの1.5m✕1.5mの堆肥置き場の場合だと、

切り返しは発酵が早く進んでいれば、2週間に一回程度行います。

  1. 一度全部すべてを外に出して
  2. 上にあったものを下にし
  3. また踏み込みながら堆肥枠に敷き詰めていく。

これを3回繰り返します。

めっちゃ重労働ですよ。コレ。

この切り返し作業だけで腰痛めちゃいます。

1年近くかけて作る場合でも、半年後に一度切り返し必要なのでもし秋口に仕込んだら真夏にこの作業をすることに。

美味しい野菜が食べたいにしてもなぁ・・・うーん。

黒いポリ袋を使った堆肥の作り方

黒いポリ袋なら、持ち運びも軽くて置き場にもさほど悩みません

簡単に堆肥を作る方法には、黒いポリ袋を使います。透明なものより醗酵が早く進むんですね。

  • 用意するモノ
  • 落ち葉や雑草が手に入る場所
  • 落ち葉と米ぬか牛糞をよく混ぜ合わせる
  • ポリ袋の口をゆるくしばる
  • 小さな水抜き穴を底にあける
  • 地面が土の日影の部分に放置
  • 半年後にひっくり返す

用意する材料や道具、作り方はこんな流れです。

用意するモノ

用意する材料と道具はこんな感じです。

材料

  • 落ち葉(または雑草)
  • 牛糞または発酵鶏糞 一袋(市販のもの)
  • 米ぬか

米ぬかは、精米機を見ると「ご自由にお持ちください」と書いてあるところがあるのでそこで無料でゲットできます。

牛糞または醗酵鶏糞はどちらかをホームセンターで一袋購入すれば十分たります。

私は今回は牛糞を使いました。

必要な道具

  • 大きな黒いポリ袋
  • 落ち葉を集めるケース
  • テミ
  • 小さなバケツ
  • 大き目の段ボール
黒いポリ袋を使うメリット

黒いポリ袋を使うと、畑にかぶせるマルチとおなじで熱を吸収して発酵する力をサポートしてくれます。

またそのポリ袋の熱と発酵熱で、中に含まれる雑草種や害虫なんかの卵も駆除してくれます。

軽いし、設置場所にも悩まないので、とっても簡単に堆肥を作ることができます。

落ち葉や雑草が手に入る場所

まず落ち葉や雑草をあつめに行きます。

私は今回落ち葉を使いましたがそのへんの空き地の雑草でも大丈夫です。

このときに、皮膚が弱い人だと肌荒れすることがあるので、長袖と軍手は必ずつけてくださいね。

落ち葉も雑草も近くにある公園に行くとまとまった量をゲットできます。

もし大きな公園で、管理者がいたら一言だけ「堆肥を作りたいので落ち葉をもらっていいですか?」と聞きましょうね。

この落ち葉は堆肥にむきません
  • スギやヒノキなどの針葉樹林
  • クスノキ

スギやヒノキの木は、他の植物の成長を阻害する成分が含まれています。

またクスノキは、防虫剤に使われる木ですので堆肥化に大切な微生物を危険にさらしてしまいます。

この2つの木の落ち葉は使わない方が賢明です。

また落ち葉や雑草を集めるときに、これがあると便利です。

ホームセンターでも2000円以下で購入できますよ。

落ち葉と米ぬかと牛糞をよくまぜあわせる

落ち葉と米ぬかと牛糞をよくまぜていきます。

黒いポリ袋を段ボールにセットして、落ち葉を3割程度いれたところで、

  • 米ぬか1
  • 牛糞1

を小さいバケツで1杯づつ入れて混ぜていきます。

ある程度均一にまざったら、また落ち葉を3割程度足して同じように米ぬかと牛糞を加えて混ぜます。

この作業を袋がいっぱいになるまでつづけてください。

いっぱいになったら、ポリ袋の口をゆるく縛る

いっぱいになったら、中の落ち葉が出てこない程度にポリ袋の口をゆるく縛ります。

こうすることで、空気が出入りするのでバクテリアが活発に動いてくれます。

今回は2袋半できました。

小さな水抜き穴を上にあける

小さな水抜き穴を底のところに開けておきます。

大きさは2cmくらいの切込みで十分。

こうやって水抜き穴をあけておくと、ひっくり返したときにそこからも水が抜けるので、堆肥の中に水がたまりません。

水分が多すぎるとうまく堆肥化せずにヘドロのようになってしまうので、忘れずにあけるようにしましょう。

地面が土になっている日影に放置

最後に縛った口を下にして、日陰に置きます。(黒いポリ袋のため、熱を吸収しすぎて発火したら大問題ですから・・・)

このときに地面が土になっている場所を選んでください。

アスファルトやコンクリートの上だと、土の中にいる微生物が出入りしにくくなってしまいます。

失敗談

まわりに枝があったところに最初おいたら、ポリ袋はすぐに穴が開いてしまいました。

破れやすいので心配な人は、ポリ袋を2重にするか、枝などない場所に置くようにしてくださいね。

半年に一回くらい袋をひっくり返す

半年後に一度くるっとひっくり返します。

管理はこれだけで大丈夫。

中が土になっていたら、完熟たい肥の完成

これで中身が土のようになっていたら、完熟たい肥の完成です。

匂いが森の土のにおいのようになっているはずです。

野菜を植えるとき、植穴に一握り程度しか使わないのでできた完熟たい肥は、少量ですがけっこう長持ちしますよ。

来年に向けて1年に一度づつ仕込むサイクルだとちょうどいいかなと。

最後に:少量の場合は培養土の袋でも作れます

「もっと堆肥少ない量を作りたい!」

という人は培養土や肥料の袋でも作れます。

作り方は同じ。

落ち葉や雑草を入れながら米ぬかと牛糞や鶏糞をまぶして、口を縛り土の上に放置するだけです。

培養土の袋は20リットルくらいですが、コチラの方が袋が丈夫なので雑に扱ってもやぶけず楽です。

内側が黒い加工がしてあるとなおいいですね!

自分の家庭菜園の規模にあわせて作ってみてください。

今日はこんな感じで。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

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